創設期
 兵庫県におけるボウリングの歴史は、昭和31年11月に神戸山手女子短期大学の体育館に、1レーン設置されたのが最初であった。その後、昭和37年、県内で初めて西宮コマボウリングセンターがオープンした。それがボウリングブームの火付け役となり各地において次々とオープンしていった。そうした状況のもと、昭和39年3月1日、4支部で兵庫県ボウリング連盟が発足した。
 昭和40年には、11支部会員総数3,017名の大組織となり、ボウリングブームにも支えられ、急速に発展を遂げていった。
発展・充実期
 昭和47年高砂支部が、体育協会加盟の先駆けとなり、高砂市体育協会への加盟承認を受ける。
 昭和48年には、当連盟の上部組織である全日本ボウリング協会が財団法人設立の認可を受け、さらに当連盟も昭和49年法人設立の認可を受けた。
 兵庫県ボウリング連盟は、創立10年で競技団体の社団法人として発展すべく新たなスタートをきった。
 同年の全日本ボウリング選手権大会において、記念すべき初の男子団体総合優勝を果たし、以後20年近くに渡り「全日本シニア」「社会人」「実業団」でチャンピオンを輩出するなど、兵庫県の代表選手の活躍が目立った。
 特に小窪重孝強化委員長就任後、女子では山口京子・豊島征子・原章代、男子では丸田辰男・松下昭史らが日本代表として国際大会でも活躍し、「強豪兵庫」として自他ともに認める充実発展期を迎えた。
現在
 平成7年1月17日、阪神淡路大震災により5競技場(ボウリング場)が倒壊し活動の中止を余儀なくされた。結果、会員数が著しく減少し各大会においても低迷するなど創設以来最大の危機を迎えた。
 しかし全国のボウリング関係者をはじめ、ボウラーの皆様の激励等により、連盟の復興に精力をかたむけた。平成9年、神戸六甲ボウル(旧グランド六甲ボウリングセンター)オープンを期に世界の祭典ワールドカップが同センターで開催されるなど明るさを取り戻しはじめる。また、有馬・西脇・西神の3支部が誕生した。
 平成18年には兵庫県で国体が開催され、成年男子個人で石橋一陛・成年女子個人で中上佐代子・少年男子団体(大田、平岡)で優勝等、多くの入賞、そして大会運営も成功に終り、多くの方から賛辞を頂いた。
 平成25年4月1日に一般社団法人に移行し、新たにクラブ制組織を導入した。
 平成26年3月1日には連盟創立50年を迎え、更なる組織の充実と強豪兵庫の復活のため、一層の努力精進を心がけことを50周年記念祝賀会で会員一同誓った。
 また、公認競技場もE-BOWLトマト西宮、ラウンドワン宝塚店、ラウンドワン伊丹店、宏榮ボウル、AREA-Do三田ボウリングセンターと次々に新しく加盟し、会員増強・「強豪兵庫」復活の足掛かりに向けて進んでいる。「強豪兵庫」復活のために、将来を担う小・中・高校生への実技指導、ジュニアボウラーの育成等を着実に進めている。